丸の内丸善でブックサンタで4冊ほど購入した話しは、本筋のブログで書いた。
小倉智昭氏が亡くなった。享年77。 秋田県出身、獨協大学卒業、東京12チャンネルのアナウンサーからフリーになり、大橋巨泉の下で腕を磨き、フジテレビの「トクダネ!」のキャスターを長く勤めた、なんていうことはどうでもいい。
氏は私の中学校での大先輩に当たる。ほかに、浅野ゆう子、藤田朋子、なんかも同窓である。
また、氏は、吃音持ちであることも一部では有名である。アナウンサーを志したのも、吃音を直したい一心だったという。しかし、テレビでは吃音が出ることはないが、それ以外の場面ではしょっちゅうどもっていたそうである。
ワタシも吃音持ちで、喋りたいことが思った通りに喋れないので悲しい思いをすることが沢山ある。
中学校の先輩、吃音持ちの先輩ということで、勝手に尊敬していたが、このたび、膀胱がんからの転移でお亡くなりになってしまった。
小倉氏は、少し前に新聞に書いたコラムで「老後の楽しみはない」というような一文を書いている。
老後の楽しみにとっておこう、などというが、年をとると病気はするし、カラダのあちこちが悪くなるし、体力もなくなるし、酒も飲めなくなる。
小倉さんは自宅に二つのシアタールームを造り、一つは最新鋭、もう一つは昔のセット、というこだわりようだったらしいが、耳が悪くなってきたことを嘆いていた。いくら最新鋭のオーディオを入れても、補聴器で聞くようでは意味がない、とか、年取ると海外旅行をする体力もなくなる、酒も飲めなくなる、と嘆いていた。
できることは今のうちにしておこうといういましめであり、沢山の人の胸に届いたらしい。
私の胸にも届いたが、弟が死んだ44歳以降、海外旅行をする気力がなくなった。一人で海外行ってもね、という感じである。
酒は元々あまり強くないので飲まなくても平気。
あとは・・・あんなに健康だった母ががんにおかされ、およそ3年で亡くなってしまった。 先日も、会社の先輩(年齢では同級)ががんで在職のまま亡くなってしまった。
がんは自分ではコントロールできないが、それ以外の病は、自分で気をつけていれば防げるものもある。
できることは睡眠、食事、運動、くらいしかないが、それでもやらないよりずっとましである。
糖尿病にうつ病をかかえている友人の某氏のように、デニーズ行ってハンバーグ300グラムにエビフライ追加、なんて食事をしていたら早死にまっしぐらのはずなのである。 |
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